仙台市太白区長町エリア「医療法人紬 志賀眼科」のIPL治療
ドライアイ治療
(IPL治療)とは
ドライアイは、普段の生活に大きく影響する症状です。点眼薬などを使った対症療法もありますが、十分な効果が見られないことも珍しくありません。
そのため当院では、ドライアイ治療の一つとして「IPL治療」を行っています。IPL治療とは、「特殊な光を照射して、涙に含まれる脂分を分泌するマイボーム腺を刺激し、ドライアイを改善する」という新しい治療方法です。
アメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けており、治療方法としても標準的なものです。2017年には、国際的なガイドラインにもドライアイの治療方法として掲載されました。
当院では、米国ルミナス社M22による光線を導入しています。この光線は美容皮膚科で長年、一般的なフォトフェイシャル治療に使用されてきたものです。
※自由診療です。治療費用:当ページ内の「IPL治療の費用」に記載
※治療直後にヒリヒリ感や肌の赤みが起こることがあります。
※治療期間:1回照射した後は3~4週間空けて次回の照射となります。
※治療回数:1回でも効果はありますが、より効果を得るには4回以上と言われております。
※治療の簡単な流れ:冷却ジェルを塗ったほほからまぶたの下、鼻にかけてレーザーを照射してドライアイを改善します。
IPL治療のメリット
について
- 麻酔や外科治療を行う必要がない
- ダウンタイム(治療後、普段通りの生活に戻るまでの期間)がない
- 繰り返し何度でも治療ができる
- 肌のコラーゲン産生の促進や抗炎症作用の効果も期待できる
IPL治療の流れ
治療前日から治療直前について
治療の直前には、治療効果の減弱ややけどを避けるため、メイクや日焼け止めなどをすべて洗い落とします。
治療に際しての処置
施術するこめかみから下まぶたにかけて、冷却ジェルを塗ります。
レーザーを照射
その後、2で塗った冷却ジェルを除去したら、治療は終了です。
治療完了後
IPL治療の費用
現在、IPL治療は自由診療です(保険診療の範囲ではありません)。
治療費は1回6,600円(税込)4回セットの治療をおすすめしており、4回セットでご契約いただきますと25,400円(税込)となっております。
推奨されている治療間隔は3~4週間です。1回でも効果は期待できますが、より効果を得るには4回以上がおすすめです。
セット途中で治療を中断しても、治療費は返金できかねます。
治療の対象外となる
ケースについて
IPL治療の対象は、治療前の診察と検査で「適応がある」と認められた方のみです。
下記の方は施術の対象外となり、治療を受けていただけません。
- 中学生以下の方。妊娠中・授乳中・妊娠中である可能性のある方
- 最近30分以上、海・山・ゴルフなどで積極的な日焼けをした方。1ヶ月以内に積極的に日焼けをする予定の方
- 施術する部位に皮膚病変(傷、手術創、治療中の皮膚病・皮膚がん・アトピー性皮膚炎など)が見られる方
- てんかん発作の既往歴がある方
- 日光アレルギーの方、光感受性の高い方
(全身性エリテマトーデスまたはポルフィリン症の病歴をお持ちの方、光感受性を高める薬剤・サプリメントを服用している方。薬剤とサプリメントの例:ゼスラン、ニポラジン、ラシックス、テグレトール、ビタミンB6、ヘルベッサーなど) - 免疫抑制剤・抗凝固剤を服用中の方
- ケロイド体質のある方
- アルコール中毒症である方
IPL治療後の注意事項と
リスク・副作用
- 治療直後は軽度の赤み・腫れが肌に起こることがございますが、ほとんどの場合、数時間以内に治まります。
痛みの感じ方には個人差があります。基本的には、輪ゴムで軽く弾いたくらいの痛みが生じる、とお考えください。
たいていの場合、施術後に痛みはありません。皮膚の弱い方の場合、一時的にヒリヒリと感じることはありますが、たいていは翌日には軽快します。 - 治療後2週間まで、日中に外出される際には必ず日焼け止めを塗ってください。
- 治療当日から、洗顔・入浴・メイクを行っていただけます。
- 治療直後に肌の赤みや軽度の腫れ、ヒリヒリ感が起こることがあります。なお、それ以外の重い副作用は現在のところ報告されていません。
- 後に記載した、ご自宅でのセルフケアを併用していただくとより効果が期待できます。
IPL治療の経過について
施術は3~4週間おきに4回以上行うのが望ましいといわれております。なお、ドライアイ用の点眼薬はその間も継続して使用していただいた方が、ドライアイが起こりにくくなります。さらに、下記のセルフケアも合わせて行っていただくのがおすすめです。
ご自宅で行えるセルフケア
治療効果を高めるために、ご自宅で毎日行っていただける方法をご紹介します。
温罨法(おんあんぽう)
眼瞼清拭(リッドハイジーン)
マイボーム腺の脂の排出が促され、固まって詰まった脂分や角化物を除去するとともに、マイボーム腺の周りの細菌の量を減少させるのが目的です。温罨法と一緒に行っていただくことで、さらなる効果が期待できます。
※アイシャンプーは当院でもお取り扱いがございます。お気軽にスタッフまでご相談ください。