こんにちは。
仙台市太白区エリアの眼科【医療法人紬 志賀眼科】です。
多くの方が耳にする、「白内障」と「緑内障」。
よく似た名前の病気ですが、症状はまったく異なります。
しかし、「緑内障があるから、白内障の手術をした」という話も聞きませんか?
今回は、ふたつの病気の違いと関係についてお話しします。
白内障と緑内障の違い、その関係
白内障と緑内障の違いや関係は、どんなところにあるのでしょうか。
白内障と緑内障の違い
白内障と緑内障では、目の中で病気が起こっている部位と見え方の変化が異なるのです。
白内障は、目の中でも比較的手前の部位、レンズの役割を担う水晶体が濁ることでかすみやまぶしさ、視力低下などの見づらさが起こります。
一方で緑内障は、目の奥にある視神経が圧迫されることで、視野が欠ける病気です。
また、治療も異なり、白内障は根本的な治療のために手術を行い、見え方の回復が見込めます。
緑内障は眼圧を下げるための点眼治療が一般的で、視野を維持する保存治療という点で違いがあるのです。
白内障と緑内障の関係
冒頭でお出しした、「緑内障があるから、白内障の手術をした」というお話。
まったく別の病気なのに、これはいったいなぜでしょうか。
緑内障は、眼圧が高いことがリスクのひとつです。
正常な眼圧の上限値は、20〜21mmHgといわれています。
(参考:J-STAGE 日本人間ドック学会誌「当院人間ドックにおける眼圧値の検討―眼圧基準値の設定―」p1より) >
眼圧を決定するのは、目の中にある房水という水の量です。
房水は、水晶体の近くにある隅角という場所で目の外に流れていきます。
しかし白内障が進行し水晶体が固く膨らみすぎると、房水が流れなくなってしまい緑内障を引き起こすことがあるのです。
このように病気の関係性が見えると、リスクを避けることができます。
患者さまの目の中でどのくらい水が流れそうかは、診察で眼科医が診ています。
過度な心配は必要ありません。
お悩みは抱え込まず、眼科を受診しましょう
仙台市営地下鉄南北線「長町南駅」から 徒歩5分、仙台市市営バス「長町八丁目バス停」から徒歩5分の【医療法人紬 志賀眼科】では、患者さまお一人お一人のお悩みに寄り添いながら、最適な医療をご提供いたします。
白内障や緑内障だけでなく、あらゆる目のお悩みに対応しております。
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